琵琶湖の波の音だけ(2)

滋賀県高島市・萩の浜にて、朝に撮影した60分の映像です。録音はリニアPCMレコーダーを使っています。またゴムで覆われた三脚を使ったので、砂が三脚に当たる音は低減されています。

映像では広い砂浜で撮影したように見えますが、実際はそうでもありません。

この浜では砂が不足しているようで、どこかから運搬された砂が高さ1メートルくらいの砂山になってたくさん積み上げられていました。おそらく夏のシーズンまでに整地されるのでしょう。

もっとも、この砂山は録音には好都合でした。浜のそばを道路が通っているのですが、砂山の陰で録音すると、背後の車の走行音をある程度うまくさえぎってくれたのです。

このようにして様々な録画を経験すると、映像で必要な部分だけを切り取るのがいかに簡単か、逆に音声で不要な音を取り除くのがいかに難しいかがわかってきます。

生態環境音の録音収集家、バーニー・クラウスの言葉を引用します。
「12年前には、20時間レコーディングにかければ、その中から15分くらいは使える素材を見出すことができた。今では、野外に出掛け、同じだけの素材を得るのに500時間は録音に費やさなければいけないんだ。(中略)この地上のどこを探しても人工的な音がまったくないところはなくなってしまった。」
(「七つの聖域」ガイドブックより)

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