ニキシー管時計の製作 (7) 秒表示を小さく

日にちをかけてゆっくり作っていると、製作途中で作品のあらが見えてきて、当初の設計を変更したくなることがままあります。作品の完成度が上がるのは良いことなのですが、なかなか完成に到達しないのは少々困ったことです。

今度は、6桁の時刻表示の数字がすべて同じ大きさなのが気になってきました。それまでは、ネットで公開されているニキシー管時計のほとんどが秒表示も含 め同じ型のニキシー管6本を使っているのを見て、あまり気にならなかったので問題ないと思っていました。けれども実際に動かしてみると、秒の数字を小さく した方がもっとバランスが良くなる感じがしました。

そこで秒表示を小さくするわけですが、時間・分表示に使っているIN-12Aより一回り小さくて、デザインが似通ったニキシー管を入手する必要がありま す。幸い、IN-12Aと同じシリーズのニキシー管にIN-17という小型のものがあります。数字の大きさ(高さ)はIN-12Aが18mmなのに対し て、IN-17は半分の9mmとちょうど良さそうです。”5″の数字の字体が違うのが玉にきずですが、それ以外は申し分ありません。

IN-17はウクライナから仕入れました。価格は60本で56.75ドル(送料26.90ドルを含む)でした。製図のテンプレートで書いたような丁寧な宛名書きの文字が、売り主さんの性格を想像させます。キリル文字の新聞紙にくるまれて、IN-17とデータシートが入っていました。

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ところでIN-17には、IN-12Aのようにぴったり合うソケットがありません。直接ハンダ付けして配線するのであればソケットは不要ですが、メンテナンスのしやすさを考えればやはりソケットが欲しいところです。

それでソケットは手作りすることにします。厚さ1mmのベーク板を切り出し、1つのニキシー管に対して12個の穴をあけます(空きピンが1個あるので、 穴は11個でも可)。穴の直径は1.2mm~1.5mmで、穴の配置はデータシートに書かれた寸法通りの、長円状とします。IC用のシングルインラインソ ケットを1ピンずつにばらして、プラスチックの外装を取り去ったものを穴に差し込み、接着すればソケットのできあがりです。

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ソケットをシャーシに取り付けて、裏側を配線します。裏側の配線は今回が2回目なので、前回よりもきれいにまとめることができました。

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そして再び試験点灯です。予想通り、秒表示が小さい方がバランスが良く、時計として自然に見えるようになりました。これで時計の中身はひとまず完成です。

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