ニキシー管時計の製作 (2) ニキシー管の入手

ニキシー管時計の製作には、まずニキシー管そのものを入手することが必要です。

けれども、ニキシー管は製造が停止されてから10年以上たっており、電子機器に使われる部品としての需要もほぼゼロなので、普通のお店で物を買うように手軽には入手できません。

特に日本では(世界的傾向でもありますが)、ここ数年、ニキシー管のコレクション的価値が増大しているために、日本製や欧米製のものが法外に近い価格で売られているケースもあるようです。

ニキシー管は点灯時間に寿命のある消耗品です。だから、もしそれが高価な品物だとしたら、どれだけすばらしいものであっても点灯させるのをためらってし まい、結局は所有するだけで満足するコレクターズアイテムになってしまうと思います。もちろん、所有することが目的の場合もあるでしょうから高価なニキ シー管を入手することを否定はしませんが、時計用として日常的に光らせるには安価なニキシー管を入手できることが第一と思いました。

幸いこのコラムを書いている時点(2007年)では、旧東側諸国のニキシー管のデッドストック品がeBayなどから比較的リーズナブルな価格で入手できます。軍事用に膨大な数のニキシー管が生産され、ずっと使われずに眠っていたのが放出されているのでしょうか。冷戦時代の遺産とも言えますが、ありがたいことです。

また、個人で世界中の国々からマニアックな物が買えるようになったのは、インターネットと運輸網が発達したおかげですね。私は、IN-12A(正式にはキリル文字でИН-12A)という型番のニキシー管と、その管のピン配置に対応したソケットをロシアから購入しました。送料が相対的に高く付くので、ある程度の数量をまとめて買っています。

IN-12Aの購入価格は50本で54ドル(送料22ドルを含む)でした。送金してから10日で品物が届きました。
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鮮やかな水色の防水袋を開封した途端に、中から機械油のにおいが漂ってきて、何とも製作意欲をくすぐります。
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30年前のような紙質の段ボール箱を開けると、ニキシー管 IN-12Aが整然と仕切られて入っていました。

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