Focusrite Scarlett 2i2 G2 レビュー:RMAAで出力特性を測る

Focusriteのオーディオインターフェース Scarlett 2i2 (Gen2) を入手したので、レビューとしてオーディオ出力の周波数特性をRMAAで測定してみました。

測定方法は RMAAでオーディオインターフェースの出力特性を比較する(1) で書いたのと同じです。ループバックを使っていないので、入力特性の影響を受けずに他のサウンドデバイスの出力特性と比較できます。

Scarlett 2i2 G2の外観です。実際の筐体の赤色は、写真よりも渋くてきれいです。

scar01

出力のスペックシートが取扱説明書に記載されていました。周波数特性は公開されていません。

scarspec

デバイスの設定項目はこれだけでした。

scar02

Scarlett 2i2からテスト信号(16bit, 48kHz)を出力してデジタルレコーダーに録音し、RMAAでwavファイルを分析しました。出力は以下の2種類です。

  • ラインアウト出力
  • ヘッドホン出力

比較対象のサウンドデバイスは次の2つです。RMAAでオーディオインターフェースの出力特性を比較する(2) に掲載したものです。

  • Native Instruments Audio Kontrol 1 ヘッドホン出力
  • ASUS マザーボード Z97-C (Realtek ALC892) リアアウト出力
周波数特性

Scarlett 2i2 G2の高域特性はAudio Kontrol 1よりも良く、Z97-C (Realtek ALC892)と同程度です。20.5KHz以上の帯域では、Scarlett 2i2 G2が最も出力レベルが高かったです(聴感上、判別できるのかは不明ですが)。逆に低域の出力は少し低いようです。

Scarlett 2i2 G2のラインアウト出力とヘッドホン出力の特性は、ほぼ同じでした。

Z97-C (Realtek ALC892) はオンボード出力にもかかわらず、周波数特性の平坦性では結構頑張っていることがわかります。

ノイズ特性

高域のノイズレベルは、Scarlett 2i2 G2よりもAudio Kontrol 1のほうがわずかに良好でした。Z97-C (Realtek ALC892)のオンボード出力は、ノイズ面ではかなり不利な結果でした。

高調波歪み特性

グラフが重なって見づらいですが、Scarlett 2i2 G2が最も高調波歪みが少なくなっています。

出力特性を総合的に比較すると

Scarlett 2i2 G2は飛び抜けて優れた特性項目はありませんでしたが、周波数・ノイズ・高調波特性のいずれもがバランスがとれていて、数字上はなかなか良いサウンドデバイスと思います。

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