RMAAでオーディオインターフェースの出力特性を比較する(1)

Audio Kontrol 1の紹介記事で「なかなか歯切れの良い、力強い音がします(・・・ような気がします)」と書きましたが、本当のところオーディオインターフェースは今時のPCのオンボードサウンドと音質に差があるのか、という疑問はありました。

ですので今回は、オーディオインターフェースとオンボードサウンドの出力特性を比較してみようと思います。

比較対象のサウンドデバイス
  • オーディオインターフェース Native InstrumentsのAudio Kontrol 1

音楽制作用のオーディオインターフェースです。Cirrus Logic社のハイエンドA/D・D/Aコンバータが使われています。

kontrol1-01

スペックシートが取扱説明書にありました。

RMAA002-ni-spec

  • オンボードサウンド ASUSのマザーボードZ97-C

“Crystal Sound 2″と称されています。アナログ/デジタル回路を分離させて相互干渉を低減させているのと、左右のチャンネルをPCBの別レイヤーに分けているのが特徴です。A/D・D/AコンバータはRealtek社のALC892です。

RMAA001-photo

Z97-Cのサウンド機能のスペックシートは見つかりませんでした。

RightMark Audio Analyzer (RMAA)のインストール

測定で使うソフトウェアは”RightMark Audio Analyzer (RMAA)”です。オーディオインターフェースの性能評価に定番で用いられているソフトです。audio.rightmark.orgのサイトからダウンロードして、右クリック→「管理者として実行…」でインストーラを起動します。

RMAA00-install-01

管理者権限でインストールしないと”Error opening file for writing” エラーが出るので注意しましょう。

RMAA00-install-02

下のようなウィンドウで起動できれば、インストールはOKです。

RMAA000

ループバックを使わずに測定する方法

RMAAでは、オーディオインターフェースの出力と入力とを直結させて測定する方法(ループバックと呼ばれます)が、一般的に用いされているようです。この方法は簡便に測定ができますが、入力と出力の特性をそれぞれ分離して測ることが原理的にできない欠点があります。

これに対して、ループバックは使わずに、サウンドデバイスからの出力をいったんデジタルレコーダーに録音して、録音した波形ファイルをRMAAで測定する方法もあります。

RMAA00

この方法なら、それぞれのサウンド機能の出力の違いだけを分析することができます。また、出力の違いを自分の耳で確かめることも可能です。その代わり、測定された特性はレコーダーの入力特性を含むものになってしまう欠点があります。レコーダーとしては、測定対象のサウンドデバイスよりも十分に周波数・ノイズ特性の良い機種を使うのが理想ですが、現実にはそうもいかないので、測定結果が完全でないことを許容せざるをえません。

このようにループバックを使う方法と使わない方法は一長一短で、どちらが優れていると言えるものではありません。

今回は後者のループバックを使わない方法で測定することにしました。私の場合、オーディオインターフェースをほぼリスニング用途(出力のみ)で使うので、入力の特性が含まれた状態でその良し悪しを評価するのは不合理と思ったからです。

(2)につづく

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク